《頸髄症》手術へ
手術は夜9時からになった。
入院時間も遅い事から周りへの配慮で個室をキープ。
イロイロな書類にサインしたり、採血・点滴やらと着々と準備が進む。
計画的な入院・手術と違ってかなり慌しい。
決断は早かったが、いざ頚椎をいじられるかと思うと不安が募る。
嫁さん子供たちと一緒に術前写真撮影。
タオル生地で出来たお手製?の術着に着替え。
そして呼ばれる「さあ、いきましょうか」
麻痺が出ているのは膀胱くらいで下肢は支障なし。
普通に歩けるので歩いて手術室へ。
手術室前で家族とバイバイ。
ちょっぴりしんみり。
前室でここまで送ってくれた看護師からオペ看に引き継がれる。
歩いて手術室内へ。
よくドラマで見る手術時間が出る時計やバイタルチェックの計器。
手術室内では慌しく準備が行われていた。
手術台に寝転ぶと術着を剥ぎ取られる(羞恥プレイその4)
ふわふわのアルミホイルのようなものをかけられる(これが暖かい)
手術は首の後ろ側から行うためうつ伏せに。
点滴がつけられだんだ眠くなりますよーって聞こえたところまでは覚えていた。
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...さん、...さん
聞こえますかー
どこかで呼ばれてる気がしてうっすらと目を開ける。
見知らぬ天井・・・(エヴ〇かいな?)
麻酔のため挿管されていた為か声が出ない。
嫁さんや看護師さんの顔が見えて帰ってきたんだ、、、と実感。
ただ、頭が全然動かせないことに気がつく。
まあ、仕方ないわ、切ってるんだから。
子供たちは明日も学校があるので簡易ベッドを借りておやすみしていた。
その後の事は翌朝起きるまで覚えていない。